臨機応変さと責任感

先日、お店の2階で仕事をしていた時のこと。

「KIKOー、プリーズ ヘルプ」と声がした。

お店で仕事をしているスタッフからだ。

1階へ降りてみると

「計算を間違ってお客様に少なくチャージしてしまった。お客様にお願いして不足分を払ってもらえるように探してくる。だから、店番お願い」

と、お客様を探しにお店を出て行った。



ぐるっと、近所を見て回り、戻ってくると発した言葉。


「お客様はみつけられなかった・・・。私のお給料から引いてください、」って


言った!!!!!


顔では平常心で複雑な表情を浮かべながらも、心の中で

「えー!!!!!」

と、驚く。







1.自分のミスを認め、上司に報告

2.ミスをしても、なんとかしようと努力した

3.責任を自分でとろうとした。



カンボジアに住んで12年目になるけれど、自分のミスの責任を自分でとろうとするカンボジア人には記憶にある限り、数人にしか会ったことがない。だいたいいつも、「あー知ってる知ってる」と言いながら、最後は「知ってたのとは違った」とか、いろいろな言い訳が出てくる。


普段、言われたことはキチンとするけれど、自分から動こうとする意識が低いスタッフだっただけにさらにびっくり。でもこれは嬉しいサプライズ。




あってはいけないことだけれど、起こってしまった時に、どう対応するか。
そんな臨機応変さと、責任問題の所在の認識について見直した出来事。




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