カンボジア今昔物語

カンボジアの連休に見る今、昔。


カンボジアの大型連休「プチュン・バン」。
日本の「お盆」と同様の休日で、家族が集まり、先祖の供養をして過ごします。


「昔」

昔は都会で出稼ぎをしている若者やお父さんたちが、家族のために、働いた貯金を握りしめ、お土産をたくさんかって、バスや乗り合いタクシーで田舎に帰る光景を良く見かけました。この時期はバスやタクシーの料金も値上がり&激混みです。


余談ですが、
昔、知らずに乗ってしまったこの時期のバスでえらい目にあってしまったことがなつかしい・・・。


混んでるな、とは思いつつ、まあ、座席の予約はしてあるから、とのんびりバス停で他のお客さんが乗車するのを眺めていた私。ある程度乗り込んだ後に、バスのチケットを持って意気揚々と乗り込むと、バスのステップで唖然としてしまいました。

座席は満席。
その上、通路にまで椅子が・・・。

ドライバーにチケットを見せて、アピールしても無駄。
「オーバーブッキング」しており、ドライバーもどうにもできない状態に。

通常のシートだけではのりきらず、通路にプラスチックの椅子を並べて難をしのぐという恐るべき対処法でバスは出発。休憩のたびに、通路の客が椅子を持って外に出て、戻ってくると一番最後に椅子を持って乗車する、という貴重な経験をしたことを、思い出します。



「現在」


あれから約10年後。


田舎に帰る人たち アーンド、連休を他州で過ごす行楽の人たちの車の渋滞。
都市部から出てゆく車の渋滞で交通機能が麻痺するところも。 しかも、いまどきのカンボジア人はみんなスマホを持っているので、交通渋滞の写真と自分をしっかり写真に収め、SNSにアップ。

時代は変わったんです。

かっこよく乗り回していたバイクは車に変わり、
家族とお寺へ出かけて過ごしておうちでゆっくりしていた人たちも、行楽へ遠出する。


今の日本や発展している国の様子に少しづつ近づいてきてますよね。




カンボジア今昔物語。

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