【KIKOの日々】「大好きなこと」を仕事にできることは幸せだと思う。
先日、友人たちとあるレストランへランチを食べに行った。
小さな子供が一緒にいたのだけれど、スタッフもフレンドリーだし、食事もとてもおいしくて。
最後にキッチンのシェフがホールに出てきた。
目が合った。
笑顔で歩み寄ってきて「お食事はどうでしたか?」と。
「とてもおいしかったし、スタッフもフレンドリーで満足しています」とお返事をした。
そのシェフはとてもフランクな感じで隣のテーブルに腰かけて
ここのお店をオープンするに至った経緯を話してくれた
今までずっと金融系の仕事をしてきた。
お給料も高くてよい仕事だった。プライベートではお料理も好きでよく家族にお料理を作ってパーティをしていた。
お休みをとると家族や旦那様と二人でよく旅行をしていたのだが、カンボジアも休暇を過ごす程度に足を延ばした。そこでカンボジアに心を奪われた、と。急いで家族に電話して今すぐ飛行機のチケットを予約してカンボジアにきて! 私はカンボジアに住むことにした!!!」・・・と。仕事もやめ、好きなお料理でカンボジアに暮らすことに決めた、、、と。
なかなかここまでの人はいないと思うが、ステキだなと私は思う。
私が日本に住んでいた時、好きなことがまず分からなかった。
お給料もらって会社の愚痴を言っていた。
好きなことがもし、その当時あったとしても、それに向かって一歩踏み出す勇気もなかったと思う。
世間体とか親の説得とか、経済力とか、たくさんの不安が、現状維持へと向かわせる。
だけど、
そういったハードルって、思っているより意外と簡単に飛び越えていけると思う。
不安ってイコールリスク回避。
だけど、リスク(不安)を飛び越えられなければ「自分の好きなこと」=「シアワセ」にはたどり着けず、ずっと愚痴を言いながらストレス抱えて、お買い物がストレス解消だ、とかいいながら過ごすことになる。
私は初めて来たカンボジアに惹かれ、何度か足を運ぶうちに一層ひかれていって、5年かけて移住を決めた。仕事は日本でもやっていた観光産業(旅行業)についた。そこから今の仕事につながっていくわけだが、一番勇気がいったことはカンボジアでの仕事を辞めることだった。異国の地で定収入がなくなるのは怖かった。けど、辞めてみると、いろいろなことが周りで起こる。私が好きなもの、こと(=カンボジアの手仕事)が明確でそれを形にしたいって、思えばそこに向かうように自然な形で退路は断たれるし、そこへ向かわせられるような気がする。
コロナもあった。
けど、こんな弱小店ながら続けてこれた。
私が自分の経験を通してみんなに知ってもらいたいこと、それは
自分が好きな道に進めばどんなに大変でも「シアワセ」である、こと。
もしもやりたいことがなければ、一度休みでも取って海外に旅に出るといいと思う。もしかしたら日本があなたの居場所ではないかもしれないし、自分の好きなことへのヒントが落ちているかもしれない。
先述のレストランのシェフのキラキラした目、ステキだったな~。
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