「カンボジアのクロマー」「日本のてぬぐい」
日本の「てぬぐい」。
これをご覧の皆さんは日本の「てぬぐい」って使っていますか?
または使ったことありますか?
「私のお父さん」「僕のおじいちゃん」が使っているのを見たことある。
もしくは「粗品」や「御礼」の品、としてもらったことがある、、、など。
見たことはあるけれど使ったことは果たしてあるのでしょうか?
「てぬぐい」とはきっとタオルがなかった時代のタオル代わりであり
その用途はWIKIペディアを引用すると
***wiki***
手拭(てぬぐい)は、汗や顔や手を洗った後の水を拭ったり、入浴時に体を洗ったりするための木綿の平織りの布である。その他、寒暑除けや塵除けなどの目的や、祭礼においての装身具として頭にかぶるものである。
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タオルが普及している令和の現代では、普段使いに使っている人は少数。むしろおしゃれな手ぬぐいなどは外国人観光客のお土産として人気がある、という感覚です。
さて、本題。
very berry のお店でも販売しているカンボジアの定番土産「クロマー」。
クロマーもカンボジアの現代っこたちが使っている姿はあまり見かけない。
見かけるとすれば、観光ガイドさんが首にまいていたり、田舎のおじい、おばあが頭に巻いたり、腰に巻いたり。もちろん、まったく若者に使われていないわけではないが全体数からするととても少ない。
カンボジアで「クロマー」といえば万能布だ。
頭に巻いて帽子替わり。
舗装されていない道で巻き起こる埃よけ。
汗を拭くときや、水浴びをした時のタオル代わり。
小さい子供のハンモック替わりや
ときに、自転車にくくりつけて子供椅子代わりにもなり、
お買い物や、何かを持って帰る際のカバン代わり、
寒いときにはブランケット代わりや羽織りものかわりにもなり、
最後にくたっとなってくると雑巾となり、役目を終える。
本当に万能で働き者。
しかし、現代ではその働き者の万能布も用途に合ったおしゃれな製品が輸入されるようになり少しづつ少しづつ活躍の場を減らしている。
そう、カンボジアのクロマーは、日本のてぬぐいのようなものだ。
今では、観光客をメインにその活躍の場を変え、「お土産物」として定着した。
定番の柄もあればおしゃれな外国人寄せたかわいい柄も。
国が変わっても、その国の伝統や文化がたどる道は似ているのだな、と思う。
very berryで販売していた(soldoutしてしまったけど写真がないのでアップした)観光客向けクロマー。笑
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