偶然の必然

すごいなーって。
こんなこと重なるんだなーって思うことがありました。


今日偶然、ネットで読んだ相田みつをさんの詩。

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　そのうち　お金がたまったら

　そのうち　家でも建てたら
　そのうち　子供から手が放れたら
　そのうち　仕事が落ち着いたら
　そのうち　時間のゆとりができたら
　
　そのうち・・・
　そのうち・・・
　そのうち・・・と、
　できない理由をくりかえしているうちに
　結局は何もやらなかった
　空しい人生に幕が下りて
　頭の上に淋しい墓標が立つ

　そのうち　そのうち
　日が暮れる
　いまきたこの道
　かえれない

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時を同じく、今日、本当に偶然お店の前を通りかかった一人の60代の男性。

2015年に奥様を癌で亡くされたのだそうです。

それも、調子が悪い、と病院にかかってから、3か月後。

お互い、旅行好きということもあり、次の海外旅行はカンボジアへ行こうと、行先だけは決めていたものの、そのうちに、と言っている間のことだったのだそう。

果たせなかった約束を果たすため、お葬式のあと、すぐに旅行代理店に行ってカンボジア旅行を予約したのだそう。　

きっと奥様の魂と一緒に旅しているんだろうなー、って。

アンコールワットの雄大な姿に見とれながらも、そばにいるような。

生きている間には叶えられなかったことをひとつひとつ叶えていく過去と現在を交差しながらなぞる旅。

仕事が忙しい、

今日は調子が悪い、

明日もあるから、

あーだから、

こーだから、

って、

そういう言い訳を考えているうちに、いつの間にかお墓に入ってしまわないように。

今日を大事に生きよう。

明日、その日が来たとしても「大丈夫」と笑えるように、

毎日を過ごそう。

今日起きたこの偶然はきっと必然。