恩 人②

以前、私にはカンボジアにまつわる恩人が二人いる、と、そのうちの一人の方の話を紹介したと思うのだが、今日は二人目を。

一人目の方は、カンボジアに来る、来ないで迷っていた時に背中をずずーっと押してくれた人。

二人目はカンボジアで生活する中で、誰もが通るであろう、文化の違いからくるいらだちや悔しさや自分の情けなさなどを共有して肩にギュッって入っている力を抜いてくれて、前へ進めるように話を聞いて励ましてくれた友人、というかメンターというか、妹のようでもあり、お姉さんのようでもある人。

彼女の経歴はちょっと変わっている。

日本の大学在学中にカンボジアに遊びに来て、カンボジアに一目ぼれ。

親の反対を押し切り、大学を中退してカンボジアの旅行会社に数年間就職。

その後自分で旅行会社を立ち上げ、ゲストハウスも経営。

タイのカオサンロードと呼ばれるバックパッカーの聖地にある、旅行会社と提携し、陸路でカンボジアに入ってくるお客様の宿泊からツアーアレンジなどをしていた。

その後、観光の街シェムリアップから首都のプノンペンへ居を移し、しばらくして、幼いころにフランスへ渡って育ったカンボジア人の旦那様と出会い、結婚。

旦那様の会社に入って仕事を手伝うも、一度も日本の会社に入って仕事をしたことがないので、自分の能力を試したい、と当時オープン予定だったイオンモールに合わせて立ち上げが始まったグループ会社のイオンクレジットに入社。立ち上げに奔走。

イオンクレジットが立ち上がり、安定すると新しいステージを求め、プノンペン駐在の日本の総合商社へ転職。


とにかくカンボジア語はネイティブだし、頭の回転が速くて仕事が早い。
しかも現在3児の母。

この国で、仕事も家庭も両立していることだけでもすごいが、カンボジアの文化への順応力もそうだし、カンボジア人からの信頼もすごい。

基本的に私が「すごい!!!」、と思う人は自分がすごいことに気が付いていない人が多い。そして私は困ったことがあると、この人だったらどうするだろう、と考える。すると答えが自然に出てくる。


実は、彼女の結婚式に招待されたときに手作りのテディベアを2体プレゼントした。その後も子供が生まれるたびに、1体、また1体。そんな子供たちが今では小学校へ通いだした。正直、手作りのテディベアは子供が遊んでいるうちに手が取れたり、目が取れたりしてしまう。それでも、修理してずっと大事にしてくれている。先日プノンペンへ行った際に彼女のお家にお邪魔した。その時の写真。



お父さん、お母さん、子供が・・・二人???

子供もう一体のテディベアは現在修理のため、入院中。笑



大切で大好きな私の恩人家族のお話でした☆




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