その国の文化とその国の言葉と

日本人は普段「すみません」を日常的に意識せず使う。
「ごめんなさい」ではなく、軽く、「あ、すみません」て。

その「すみません」的言葉がカンボジア語の中にはないので、
在住日本人の人や、カンボジア語勉強中という日本人は「あ、すみません」っていう軽いノリの時にも「ごめんなさい」というカンボジア語を使いがちだ。

そして、カンボジア人は「ごめんなさい」を言わない人種。
自分が間違ってても、言わない(人が多い)。
多分、そういう育て方をカンボジアではしないんだと思う。

逆に日本人は過剰に言う。



先日来られたあるお客様、
カンボジアに長期で滞在されていて、カンボジア語をお勉強中と。

日本語でいうところの「すみません」的な軽いカンジの言葉をいう状況で、「ごめんなさい」を使っていて、帰られたあと、スタッフからこんな言葉が。

「さっきのお客様は買い物までしてどうして「ごめんなさい」って言ったの?」


まああ、分からなくもないけど、
多分、きっと
これは世界中で日本人に対して思われているんだと思うんだけど、
いいじゃないか、
迷惑もかけてないし、
誰も気分を害するわけでもないし、
それは相手に対する心配りの表現の一環で、
日本人はそういうのを大切にするんだよ。

とは、言わなかったが、

「エクスキューズミー」のつもりだったんだよって。

言ったら納得してた。

国が違うと、言葉はもちろん文化も違う、っていうまとまりのないお話。



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